出生前検査認証制度等運営委員会よりNIPT(非侵襲性出生前遺伝学的検査)を実施する医療機関として認証され、NIPTの取り扱いを開始しました。
高齢妊婦さんの増加に伴い、お腹の赤ちゃん(胎児)の病気を心配する患者さんが増えています。
以前からダウン症(21トリソミー)などの染色体異常や奇形に対して、超音波検査や母体血清マーカーによる出生前検査が行われてきましたが、診断精度が80~85%と不十分でした。
最近、妊婦血液中のDNA(cell-free DNA)が分析できるようになり、胎児の染色体異常( 21, 18, 13トリソミー)をより正確に診断することが可能となりました。
この検査はNIPT(非侵襲性出生前遺伝子学的検査)と呼ばれ、精度が高く(99%)、しかも早い時期(妊娠10~14週)に分かります。なお、NIPTの精度は高いものの非確定的検査です。
判定によっては「羊水穿刺」や「絨毛採取」などの侵襲的な確定的検査による確認が必要となります。
ご不安に思われる方や、検査をお考えの方は来院の際に主治医にご相談ください。