性のトラブル

[STD(性行為感染症)]

性的な行為を介してパートナーからパートナーへ伝染する疾患です。
STDはパートナーも同時に治療することが大切です。治療中は性交渉の禁止、またはコンドームを使用してください。

●トリコモナス膣炎

膣トリコモナス原虫による膣炎です。おりものが増える、外陰部の痒みを主症状としますが、
症状のない場合もあります。治療は内服薬、膣錠で行います。
※内服治療中は、飲酒により腹痛、嘔吐などが現れることがありますので、服用中は禁酒してください。

●ヘルペス感染症

単純ヘルペスウイルスによる外陰部の病変です。激しい痛みを伴う水疱、潰瘍ができます。
内服薬、点滴、軟膏で治療します。ウイルスの除去は不可能なので、体力低下、精神的ストレス、月経、性交渉、飲酒、妊娠などを契機に再発します。
※発疹がみられるときはタオルなどの共有を禁止し、発疹消失後もしばらく性交渉は禁止してください。
※妊娠中に発症し、新生児に感染すると死亡する危険性が非常に高いウイルスです。

●尖圭コンジローマ

ヒトパピローマウイルスによる腫瘤です。外陰部、会陰、肛門周囲、膣、子宮頚部などにとがった乳頭腫状やカリフラワー状の腫瘤が現われます。治療は塗り薬または焼却術により行います。

●クラミジア感染症

クラミジア・トラコマチスという病原体が原因です。子宮頸管から子宮内膜、卵管、骨盤内全体へ炎症が広がり、不妊症や子宮外妊娠の原因になります。
産道で新生児に感染すると、肺炎や結膜炎を起こすことがあります。
通常、10~14日の内服治療が必要ですが、最近、1回の服用で効果がある薬剤も保険適応が認可されましたのでご相談ください。

●淋菌

子宮頸管から骨盤内へ感染が進むことがあります。
薬の効かない菌(耐性菌)が多く、またクラミジアなど他の菌との混合感染が多いために、治療後に治癒の確認をされることをお勧めします。

●梅毒

古くからの性病として知られております。近年減少しておりますが、妊婦から胎児に感染すると先天異常を起こすことがあります。

●HIV感染

性行為による感染が増加しております。HIVに感染すると、約10年を経てエイズ(AIDS)を発症するため、コンドームによる感染予防が大切です。
セックスパートナーが多数いる場合や、他の性病がある場合などは、危険性が増加します。
※当医院では血液検査にて調べることができます。(検査費用は2,200円です)

[避妊相談(ピル)]

●低容量ピル

ピルとは経口避妊薬といって、飲むことによって避妊できる薬です。低容量ピルは、ホルモン量を抑えて副作用を少なくしたピルです。
初めて服用する場合、内服開始時期は月経開始の1日目もしくは2日目からです。
※喫煙者、肥満の人、40歳以上のひと、他の病気があるひとはリスクが高い場合があります。
※また、ピルではSTD(性行為感染症)を防ぐことはできません。

重大なトラブルとして、血栓症(血管の中に血液のかたまりができる病気)があらわれることがあります。
   ・ふくらはぎの痛み、むくみ、手足のしびれ
   ・突然の息切れ、胸の痛み
   ・激しい頭痛、めまい、失神、目のかすみ など
このような症状があらわれた場合は、使用を中止し医師の診察を受けてください。

●低容量ピル

●子宮内避妊具

子宮内に器具を入れて受精卵の着床を防ぎます。避妊効果はピルに次いで高いと思われ、器具挿入後、数年間使用できますが、月経痛や月経量の増加などの副作用がでる場合があります。

●緊急避妊法

緊急避妊法とは、セックスの後に妊娠を回避する方法です。
例えば、「コンドームが破れた時、はずれた時」、「避妊をしなかった時」などの場合に行ないます。
当院では薬剤を服用する方法(緊急避妊ピル)を行なっています。72時間以内であれば効果が期待できます。
※診療時間外の場合はお電話でご相談下さい。

[妊娠中絶]

パートナーとよく話し合い、「中絶」という結論が出ましたら、早めに手術を受ける方が身体の負担を重くしないで済みます。
中絶の時期は妊娠22週未満と定められていますが、月経予定日なのに月経が来なかった時期から数えて1ヶ月前後(妊娠6〜9週)の手術が望ましいです。

※中絶する場合は既婚でも未婚でも男性側の同意書が必要となります。未成年(18才以下)の場合は保護者の同意も必要となります。
※妊娠12週を超えると、中絶の方法が変わり合併症の危険性が高くなります。手術後は「死産届」を役所に提出し、埋葬許可書をとったうえで、胎児を埋葬しなければなりません。

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