内視鏡による検査

● 内視鏡による検査とは

「卵管がつまってしまい精子と卵子が出会いにくくなっている」
「子宮内膜ポリープがあり、受精卵が着床しにくくなっている」
このように子宮や卵管、卵巣の状態が不妊に関係している事は多く見られます。
今より妊娠しやすい体に導くためには、内視鏡を用いて子宮や卵管、卵巣を検査し、治療することが必要です。最近の手術療法は体の負担も少なく、日帰りが可能な手術もあるため、当医院では体外受精へステップアップする前に、検討されることをおすすめしています。

● 卵管鏡

【FTカテーテルによる卵管鏡下卵管形成術】

卵管閉塞症(卵管がつまっている状態)に対する治療法です。
膣の方から子宮口にFTカテーテル(特別に作られた細い管)を挿入し、カテーテルの先端から細長い風船のようなバルーンを出しながら卵管の中を押し進め、つまっている部分を押し広げて通過させるものです。

【FTカテーテルによる卵管鏡下卵管形成術】

この治療は患者さんへの体の負担が少なく、健康保険が適用されます。
卵管開通率も約90%と高く、一度卵管が開通すれば自然に妊娠するチャンスが毎月巡って来るので、体外受精をする前に試みたい治療です。

【FTカテーテルによる卵管鏡下卵管形成術】【FTカテーテルによる卵管鏡下卵管形成術】【FTカテーテルによる卵管鏡下卵管形成術】

● 子宮鏡

【検査方法】

超音波や子宮卵管造影(レントゲンを用いた検査)で診断した後に行います。
細い内視鏡を膣から子宮の入口を通して、子宮内腔の状態を観察する検査です。
痛みはほとんど無く、5分程度で終了し、以下のような病状がないかを検査します。

【検査方法】

子宮内膜ポリープ 子宮粘膜下筋腫 子宮奇形 子宮内腔の癒着 子宮内膜増殖症

【子宮鏡下手術】

検査で子宮内膜ポリープや子宮筋腫などが発見された場合に、内視鏡で行う手術です。
手術は麻酔をかけますので痛みを感じることはほとんどなく、入院の必要もありません。

  • 術前
    術前
  • 術後
    術後

● 腹腔鏡

【検査方法】

麻酔科担当医により全身麻酔を施し、おへその近くを少し切開(約5mm)し、そこから内視鏡を入れます。さらに、下腹部2ケ所の切開孔(約3mm)からカメラのついた検査器具を挿入し、モニターテレビに映し出された子宮やその周辺の様子を見ながら操作します。子宮や卵管、卵巣を直に見るため、ほかの検査では分からなかった異常を見つける事ができ、症状の程度も詳しく診断できます。
※検査にかかる時間は通常およそ1時間です。
※当院における入院期間は2~3日間で、軽い日常生活なら退院後すぐに行なえ、健康保険も適用されます。

【腹腔鏡下手術の種類】

子宮内膜症根治療 卵巣チョコレート嚢腫摘除術 子宮付属器癒着剥離術 卵巣多孔術 子宮筋腫核出術 卵巣嚢腫摘出術 卵管采形成術 子宮外妊娠根治術

【腹腔鏡下手術】

腹腔鏡検査はお腹を切って器具を挿入する検査ですが、検査をするだけでなく子宮内膜症や骨盤内癒着症などの異常がみつかれば、その場で治療(手術)が行えます。

【腹腔鏡下手術】

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